澤田知可子・小野澤篤 / 第3回 10.17 SAT
「会いたい」と歩んで、
これからも歌い続ける
デビュー39周年 聴く人の人生に寄り添ってきた歌
その出会いと、歌い続けることへの思いを、
人生と音楽を共にする小野澤篤さんと振り返る
歌を聴くと、大切な人や、あの頃の自分を思い出す。「会いたい」は、そんなふうに多くの人の人生に寄り添ってきました。デビュー39周年を迎えた澤田知可子さんが、歌手を志した原点と、歌を通して重ねた出会いを振り返ります。隣には、夫であり音楽のパートナーでもある小野澤篤さんがいます。
もう一度、
あのステージに立ちたい
子どもの頃は、友人たちとフィンガー5の歌を楽しんでいた澤田さん。やがてバスケットボールに打ち込み、体育の先生に憧れた時期もあったそうです。歌手への思いが再び動き出したのは、社会人になってからでした。
職場の集まりで歌ったことがきっかけで、成人式のステージへ。その体験から、本格的に歌う道を目指すようになります。ライブハウスでの出会いを経て、デビューへ。ひとつのステージが、次の人生を開いていきました。
歌の中に、
聴く人それぞれの人生がある
「会いたい」は、発表と同時に大ヒットした曲ではなかったといいます。リクエストを通じて少しずつ広がり、やがて多くの人に届く一曲になりました。
収録では、その歌い方にも話が及びます。自分の感情を込めすぎず、聴く人が主人公になれるように。歌い手が何を伝えるかと同じくらい、受け取る人が何を思い浮かべるかを大切にする。その姿勢が、長く愛される歌の背景にありました。
もう一度聴きたい
その声が、次の力になる
「会いたい」が多くの人に届いてからも、澤田さんは新しい表現を探しながら活動を続けてきました。その歩みの中で、歌を聴きたいと待ってくれる人の存在が、前へ進む力になったと振り返ります。
歌が誰かの心に残り、聴く人の思いが歌い手にも届く。年月とともに育ってきた、そのつながり。収録では、樹利亜さんも歌い手として自身の経験を重ねながら、長く歌い続けることへの思いを語り合いました。
息づかいを受け止める、
ピアノがあった
小野澤さんとの初めてのリハーサルで印象に残ったのは、自分の呼吸を大切にしてくれる伴奏だったと澤田さん。歌いやすさと音楽への信頼が、ふたりの出会いを深めていきました。
今も、歌とピアノを軸にステージを重ねるふたり。言葉を届けるために、何が必要なのか。日々話し合い、ときには意見を交わしながら、一緒に音楽をつくっています。後編では、その出会いから生まれた「BOY」と、これからの歌について、さらに聴いていきます。
第3回の収録内容をもとに、番組編集部が再構成・要約しました。発言の逐語引用ではありません。放送版とは構成・内容が異なる場合があります。